「島の宝」菜の花満開 塩釜・野々島

菜の花が満開となった採種畑

 宮城県塩釜市の浦戸諸島・野々島にある広さ約5アールの畑で、「松島白菜」の採種用に栽培されている菜の花が満開になった。冬の気温が高めだった影響で例年より約1週間早く見頃を迎え、来週いっぱいは楽しめそうだ。

 浦戸では他のアブラナ科の植物と交雑しにくい離島の環境を生かし、大正後期に種取り用の白菜の量産が始まった。野々島では鈴木はつみさん(92)が採種を手掛けていたが、東日本大震災の津波で被災。仙台大明成高(仙台市青葉区)食文化創志科の生徒が2011年9月から畑の再生に協力してきた。

 昨年10月には同科の生徒が島に渡り、塩釜市浦戸小中の児童生徒らと白菜の苗約2000本を植えた。6~7月に震災後10回目となる採種を行う予定という。

 はつみさんの長男の鈴木正徳さん(70)は「きれいな黄色の花が一面に咲いて癒やされる。子どもたちが一生懸命に作業してくれたおかげ。島の宝をずっと残していきたい」と話した。

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