<とびらを開く>憩いの場 市民の手で 金剛沢緑地愛護協力会

金剛沢緑地の散策路を草刈りする協力会のメンバー=2020年9月
市民が動き、整備された憩いの空間「八木山テラス」=3月

 仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅から徒歩5分。太白区の仙台赤十字病院に隣接している市有林「金剛沢緑地」。病院側に南部緑地、道路を挟んで北部緑地が広がっています。
 昨年までは快適な緑地とは決して言い難く、管理が不十分で雑草だらけの状態。「なんとかしたい」と動きだした市民らが「金剛沢緑地愛護協力会」を立ち上げ、2020年4月から活動を始めました。
 副会長の井上則雄さんは「基本は草刈り」と、なだらかな斜面を眺めながら笑顔で話してくれました。1年前は背丈が1メートルほどに伸びた雑草がはびこり、南北に広がる散策路も会員が分散して手入れをしたといいます。
 そのかいあって今では見違えるような光景となり、「居心地の良い緑地をつくりたい」という願いに近づいてきています。協力会はここを「八木山テラス」と名付け、市民の憩いの場や地域活性化の拠点となるよう下支えをしています。
 現在会員は約45人。会員は、隣接する三つの連合町内会や東北工大、向山こども園、地区社会福祉協議会、包括支援センター、市民団体「青葉山・八木山フットパスの会」など、さまざまな団体とのつながりがあります。テラスなどの空間を生かした企画によって、多世代による多様な交流が図られています。
 散策の後に一休みできるようにと木製のベンチを手作りして設置したり、「竹ちぐら」といわれるサンシェード作りにも挑戦したり。材料は東北工大の敷地内にある放置竹林を活用。伐採や加工の際には東北工大の学生がボランティアで力を貸してくれ、活躍しています。
 冬には雪が積もった斜面で、親子がそり遊びをする姿も見られるようになりました。四季折々、訪れる人が楽しめる空間へと、市民の手で生まれ変わりつつあるようです。
 これからの季節、新緑をめでながら、緑地まで散策してみるのはいかがでしょうか。
(NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター 青木ユカリ)

◎参考情報 金剛沢緑地愛護協力会
連絡先 電子メールinfo@terrace.yagiyama.jp
ホームページ https://terrace.yagiyama.jp/
フェイスブック https://www.facebook.com/terrace.yagiyama/

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