宮城の重症者、4月に入り倍増 「病床ぎりぎり」

 宮城県内の新型コロナウイルス新規感染者は3月31日の200人をピークに落ち着いてきたが、重症者は4月に入って倍増した。村井嘉浩知事は19日の定例記者会見で「重症者用の病床はぎりぎり。ほとんど余裕がない」と病床逼迫(ひっぱく)に危機感を示した。

 県内の新規感染者、重症者と重症者向け病床の推移はグラフの通り。19日午後3時時点の重症者は19人で、確保病床の45・2%を占めた。

 仙台医療圏での重症者向け確保病床の使用率は51・6%。マンパワーなどの態勢が整い、当日に受け入れ可能な病床に対する割合は76・2%に上昇する。

 村井知事は「重症者のピークは感染者のピークから1、2週間遅れて来る。重症化すると入院が長期にわたり、いったん埋まった病床はなかなか空かない」と指摘。高齢者以外でも重症化した事例があるとして注意喚起した。

 県内では19日時点で、感染力が高いとされる「N501Y」変異株が計30件、ワクチンの効果を弱める可能性が指摘される「E484K」変異株が179件が確認されている。村井知事は「基本的な対策を実行してほしい」と感染防止策の徹底を呼び掛けた。

 県内の死者は19日時点で50人で増加傾向にある。4月は18人と1カ月当たりで最多となり、全体の36%を占めている。

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