ネコの手借りて窮地打開 阿武隈川船下り、リニューアル

屋根にネコが描かれた観光船
リニューアルし、阿武隈川を進む観光船

 宮城県丸森町の阿武隈川を周遊する「阿武隈ライン舟下り」の観光船がリニューアルを終え、運航を再開した。町内に多くの石碑が残る「猫神さま」にちなみ、ネコをかわいらしく船体に描いた。2019年の台風19号被害、新型コロナウイルス禍と苦境が続く。特色を打ち出し、感染対策を万全に乗船客を待つ。
 約1カ月の運休を経て、今月上旬に船体の改装を終えた。新型コロナウイルス感染拡大で本格的な運航再開のPRは見合わせ、集客は厳しい状況が続く。定員も3分の1以下の8~10人に抑えた。
 運営する町観光物産振興公社の横山博昭理事長(71)は「しっかりと感染防止に取り組む。見頃の新緑で沈んだ気持ちを癒やしてほしい」と呼び掛ける。
 観光船4隻のうち2隻の屋根にはネコの絵を大きくあしらい、側面もネコで彩った。乗船場の土産コーナーでは「猫神さま」がモチーフの菓子を販売。横山理事長は「ネコの手を借りて窮地を切り抜けたい」と前を向く。
 再開後のルートは往復約11キロ。運休前より3キロほど延び、丸森大橋の近くまで運航される。「迫力のある光景で新たな見どころ」(横山理事長)という。
 舟下りのほか、新たに水上バイクやスタンドアップパドルボード(SUP)、カヌーを体験できる「リバーアクティビティ」を大型連休に開始。若者や家族連れにも親しんでもらおうと企画した。リバーアクティビティは1日約10人ほどの限定で、サイトから事前予約を受け付ける。連絡先は阿武隈ライン舟下り0224(72)2350。

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