「スノーバレー」蔵王からジャパンへ 冬季五輪の正式競技目指す

冬季五輪の実施競技入りを目指すスノーバレーボール(©FIVB)
田中さん(左端)や村上本部長(左から2人目)が出席したスノーバレーボールの会合=16日、蔵王町役場

 冬の競技スポーツとして、雪上のバレーボール「スノーバレーボール」を宮城県蔵王町から国内に広める計画が浮上した。日本バレーボール協会や町が一体となって普及活動や大会の開催を検討する。

 日本協会大会運営事業本部の村上成司本部長や、今年1月発足した一般社団法人スノーバレーボールジャパンの田中姿子(しなこ)代表理事が16日に町役場を訪問。村上英人町長や地元関係者と、エキシビションマッチを軸としたイベントの可能性を探った。

 大会スポンサーを予定する荒井商事(神奈川県平塚市)が、蔵王町でミネラルウオーター製品を製造していることから町に声掛けした。同社はビーチバレーを支援してきた実績があり、荒井亮三社長は町関係者に「蔵王が日本でのスノーバレーボール発祥の地となれるよう貢献したい」と話した。

 日本協会の村上本部長は蔵王町出身。「県バレーボール協会や荒井商事、町の皆さんと共に、スノーバレーボールジャパンの支援や競技運営に協力する」と説明した。

 2006年ドーハ・アジア大会ビーチバレー銀メダリストの田中代表理事は「22年の北京冬季五輪はエキシビションで開催されることになっており、26年のミラノ大会では正式競技に入るのではと予想している。蔵王から世界へと展開していきたい」と熱意を語った。

 16日の会合では、みやぎ蔵王えぼしリゾートを会場にしたイベント案を協議。新型コロナウイルスの感染状況を見極めつつ、早ければ23年度のイベント開催に向けて町として体制づくりを進める方針を確認した。

 村上町長は期待を込めて「まず、この1年は子どもたちや町内の人たちに体験してもらうなど環境づくりに努めてほしい」と述べ、イベントの実現に向けた連携強化を呼び掛けた。

[スノーバレーボール]1チーム4人で、3人が雪上でプレーする。砂浜のビーチバレーボールのように動きが制限される中、スライディングなど迫力あるプレーが楽しめる。国内ではレクリエーションの一環として一部地域で行われていたが、世界では競技スポーツとして2019年にワールドツアーが始まった。国際バレーボール連盟(FIVB)は冬季五輪の実施競技入りを目指している。

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