9月にも資金ショートの見通し 収益悪化の白石・刈田病院

公立刈田総合病院

 宮城県白石市の公立刈田総合病院を運営する白石市外二町組合の正副管理者会議が26日、同病院で開かれた。本年度も資金繰りに関して厳しい状況が続き、企業債(借金)の発行が滞れば9月にも資金ショートに陥るとの見通しが示された。

 組合によると、本年度の事業資金計画は、経常収支で新型コロナウイルスによる収益悪化もあって22億4653万円の赤字を見込む。ほかに金融機関の借入金の返済が4月に10億円、9月に4億6000万円を控える。

 組合の4月時点の現金資金は12億2290万円。赤字分にはコロナ減収特別対策企業債12億円を充ててしのぐ方針だが、企業債発行は国と県に返済計画を示して承認を得る必要がある。9月までに承認のめどが立たないと、現金資金が底を突く計算だ。

 組合を構成する市と蔵王町、七ケ宿町は前年度、病院の公設民営化を巡り関係がぎくしゃくした。借入要請先の金融機関からは経営の方向性への結論を早期に示すよう求められているといい、3市町の連携が欠かせない。

 組合は企業債の返済計画を遅くとも6月までにまとめる方針。管理者の山田裕一市長は「正副管理者で協力して難局を乗り切りたい。刈田病院存続に向けて全力を尽くす」と話した。

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