東京電力は27日、福島第1原発で発生した処理水に含まれる放射性物質トリチウムの平均濃度を精査した結果、1日時点で1リットル当たり62万ベクレルだったと発表した。自然減衰が進み、推計値を実測値に置き換えたことで昨年3月の分析より11万ベクレル減った計算だ。東電は濃度推移を見極めながら海洋放出計画を策定する方針。
第1原発敷地内には現在、1047基のタンクに国の排出基準を満たした処理水40万トンと、再処理前の保管水85万トンの計125万トンが保管されている。含有するトリチウムの総量は780兆ベクレルで、質量に換算すると計約15グラムだった。
1日平均140トン発生する汚染水に含まれるトリチウム量は、今年1~3月の実測値で26~45万ベクレルと幅がある。原子炉建屋内の溶け落ちた核燃料(デブリ)には推計で1150兆ベクレル分のトリチウムが残っており、建屋に流れ込んだ地下水や雨水に移行している。
政府と東電は2年後をめどに処理水の海洋放出を開始する方針で、当面は事故前の放出管理値と同じ年間22兆ベクレルを下回る水準で放出するとしている。トリチウム濃度は今後も時間の経過とともに下がるため、放出水量は予想される風評被害の状況も踏まえて段階的に調整される見通し。
同日の記者会見で東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は「放出計画はスケジュールありきにせず、関係者の意見を丁寧に聞きながら進めていきたい」と語った。
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