<東北の食材お取り寄せ>からあげ家 奥州いわい「室根からあげ」(一関・室根)生産者が作る「日本一」

自宅でも衣のサクサク感が楽しめる「室根からあげ」
唐揚げのほか、店舗限定のコロッケも50年来の人気商品だ=気仙沼市

 東北地方の豊かな食材が改めて注目されている。新型コロナウイルスの感染拡大は収束が見通せず、自宅で食を楽しむ巣ごもり需要が衰えない。食材の王国を盛り上げる生産者や店を訪ね、お取り寄せ商品を紹介する。

 2018年に開催された「からあげフェスティバル」で、全国約1400の専門店の頂点に立った。「鶏肉生産者が作った本物の唐揚げ」。からあげ家奥州いわいを運営するオヤマ(一関市)の小山雅也専務は「日本一」の自信を見せる。

 食感からして別格だ。衣をかじると、銘柄鶏「奥州いわいどり」の弾力あるもも肉が口の中で跳ねる。

 深みのある味わいなのに嫌な臭みは一切なし。しょうゆベースのあっさり風味だからこそ、箸が進む。

 ちまたの唐揚げはパンチのある味を求めてニンニクを多用する。しかしあえて使わない。訳がある。「最高の国産若鶏という自信がある。素材を生かすためには余計な味付けはいらない。和食の精神を込めた」と小山専務は強調する。

 肉質の秘密は飼料だ。臭みを抑えるために消臭効果のある木酢液を入れ、鶏肉の味わいを増すためにうま味成分のグルタミン酸を含む昆布を配合する。さらに腸内環境を改善する枯草菌(こそうきん)も投入。健康管理から鶏肉の安全性を高める。

 お取り寄せ用の冷凍品でも衣のサクサク感を売りにする。衣の表面の小さな塊「ダマ衣」が付き、店舗同様の食感を電子レンジで温めるだけで楽しめる。

 旧室根村時代の約50年前から親しまれた味。12年に東京に店舗進出した際は北海道根室市と間違われたが、今や「室根からあげ」は愛好者に響くブランドだ。「岩手は国内有数の若鶏産地だ。それを唐揚げを通じて発信し、安全でおいしい国産鶏肉を広めたい」と小山専務は願う。

[メモ]オンラインショップ奥州いわいネットで購入できる。冷凍の室根からあげ(いわいもも)は250グラムの2袋セットが1080円、800グラムが1300円。ハラミ焼き、焼き鳥なども人気がある。店舗の「からあげ家」は一関市の道の駅むろね店と川崎店、気仙沼市の気仙沼店、東京の秋葉原本店と渋谷スクランブルスクエア店がある。連絡先は0191(64)3510。

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