<東北のお取り寄せ食材>銘柄豚「JAPAN X」(宮城・蔵王)肉質柔らか 脂は甘く

しゃぶしゃぶも一押しという銘柄豚「JAPAN X」(丸山提供)
蔵王連峰を望む牧場で養豚に励む佐藤社長(右端)とスタッフたち=蔵王町

 東北地方の豊かな食材が改めて注目されている。新型コロナウイルスの感染拡大は収束が見通せず、自宅で食を楽しむ巣ごもり需要が衰えない。食材の王国を盛り上げる生産者や店を訪ね、お取り寄せ商品を紹介する。

 蔵王連峰を望む宮城県蔵王町で銘柄豚「JAPAN X(ジャパン・エックス)」は生まれた。デビューから7年以上が経過し、ふるさと納税の返礼品で月1000件以上の注文が来るブランドに成長した。

 蔵王町に本社を置く総合商社の丸山が手掛ける。名前は「メード・イン・ジャパン」の安全安心への思いを「JAPAN」、種豚3種を掛け合わせた交配を「X」の文字で表した。

 お薦めはロース肉のステーキ。ナイフですっと切れるほど柔らかく、脂は甘い。肉のおいしさは脂で決まる。しゃぶしゃぶも一押しだという。

 佐藤義信社長(66)が重んじるのは「しっかりと健康が管理された豚の肉を供給したい」という思いだ。1983年に勉強のためオランダを訪れ、衛生管理の大切さを胸に刻んだ。

 年間7万頭を出荷する宮城、岩手、山形の直営牧場5カ所はいずれも衛生管理を徹底。加工場も持ち、生産から販売まで一括して担う。おいしさと安全安心の両立を達成できたとの自負がある。

 豚肉の世界も産地間競争が厳しい。全国に数多くあるブランドの中で勝ち抜くため直販に力を入れる。独自に定めたルールは「午後2時までの注文はその日のうちに発送」。東北、首都圏は注文の翌日午前中に届くよう体制を整えた。

 「小さい頃から安全な物を食べ、体づくりをしてもらいたい」。がっしりとした体格の佐藤社長が言うと実に説得力がある。

[メモ]「JAPAN X」の商標登録取得は2013年9月。ロックバンド「X JAPAN」とは無関係。年間売り上げは約7億5000万円。オンライン販売では初回限定のお試しセットとして「精肉と加工肉800グラム」「たっぷり焼き肉800グラム」を各1980円で提供する。5月2~5日は休業。連絡先は丸山産直食肉センター0224(68)3615。

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