まん延防止措置適用1ヵ月 宮城の「日常」再開へ一歩ずつ

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が県内に適用されてから、1カ月が過ぎた。臨時休館が続く仙台市の文化施設やコロナ対応機器の研修機関を訪ね、「日常」再開に向けた動きを追った。

体調管理に余念なく

 来園客がなくひっそりとした八木山動物公園(太白区)では、動物たちの体調管理に余念がない。ゾウを担当する飼育員の高橋栄二郎さん(23)は「食欲をチェックするほか、定期的に採血や尿検査もしている。動物の体調を万全にして再開に備えたい」と話す。

飼育舎で牙を洗ってもらうアフリカゾウの雄「ベン」。高さは3メートル、体重は7トンを超える

企画展開幕へ準備

 仙台文学館(青葉区)は、写真家星野道夫さんの企画展の開幕を臨時休館が明ける12日に延期した。会場となる展示室では、学芸員や作業員がパネルを慎重に壁に掲げた。

星野道夫さんの企画展会場には約100枚のパネルが並べられた。来場者が見やすいよう、展示される順序や高さなど、学芸員が細かく気を配る

医学生はエクモ研修

 東北大クリニカル・スキルスラボ(青葉区)の一室。重篤なコロナ患者に使う人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を囲んで、医学生が研修を受ける。

 講師を務めた東北大病院高度救命救急センターの小林正和医師(39)は「太いカテーテルを確実に挿入することが大切」と語り掛け、熱の入った実習が続く。

エクモを使ったコロナ患者への処置を学ぶ東北大の学生。医療従事者を対象に、学外からも研修を受け付ける=仙台市青葉区広瀬町
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