檜枝岐歌舞伎、迫真の演技 村民限定で上演

「義経千本桜 鳥居前の場」の一場面

 約270年、住民に受け継がれてきた福島県檜枝岐村の檜枝岐歌舞伎が12日夜、国重要有形民俗文化財「檜枝岐の舞台」で上演された。新型コロナウイルスの感染拡大対策として、入場は村内宿泊客と村民に限定し、約150人が熱心に演技を見守った。

 悪いものを追い出し、舞台を清める神前の舞の「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」の後、「義経千本桜 鳥居の場」が上演された。「鳥居の場」は源義経が兄の頼朝との不和で都を落ちて行く途中の物語。義経の家来の佐藤忠信が静御前を救うなどの重要な役どころとなっている。

 村民でつくる「千葉之家花駒座」が、自前で準備した衣装や舞台道具を生かし、独自の演出と演技で披露した。3人の子役が登場する場面では観衆の笑いを誘い、場内を沸かせた。

 檜枝岐の舞台では毎年、花駒座が5月12日と8月18日に奉納歌舞伎、9月の第1土曜日に歌舞伎の夕べの上演が行われている。

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