被災地4社の新聞、横浜で展示 復興と防災考える企画展

河北新報社が発行した2012~20年の3月11日の1面を掲載したパネル

 東日本大震災からの復興と防災・減災の在り方を考える企画展「伝える、寄り添う、守る-『3・11』から10年」が、横浜市の日本新聞博物館で開かれている。河北新報、岩手日報、福島民報、福島民友新聞の4社が特別協力し、当時の紙面、記事や記者の手記を掲載したパネルなど計169点が並ぶ。9月26日まで。

 河北新報社は1面と末面を見開きにし、津波と火災に襲われた名取市の写真を中央に配した震災翌日の紙面を提供。沿岸部に開園した石巻市と宮城県南三陸町の復興祈念公園の航空写真なども展示されている。

 2016~19年度に大船渡支局に赴任した坂井直人記者(現報道部)は、娘が行方不明になった親たちの胸の内を聞いた経験を回顧し「津波の恐ろしさを強く感じるとともに、復興の意味を自問しています」と思いを寄せた。

 震災の教訓を今後の備えに生かす巡回ワークショップ「むすび塾」や、被災地を巡る自転車イベント「ツール・ド・東北」の事業を紹介するパネルもある。

 新聞博物館の平野新一郎学芸員は「震災を契機に、防災・減災を伝える新聞社が全国的に増えた。人の命を守るためのさまざまな取り組みを知ってもらいたい」と語った。

 新型コロナウイルス対策のため、入館は事前予約が必要。連絡先は同博物館045(661)2040。

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