栗原の空き店舗改装、転貸も 街づくり会社が新規出店後押し

リフォーム物件を借り、書店を開業した千田さん

 宮城県栗原市の街づくり会社「六日町合同会社」が栗駒地区の六日町通り商店街の空き店舗を借りて改装し、出店者に貸し出す事業を始めた。店舗の修繕や賃貸交渉など貸し手と借り手のハードルを下げ、商店街への新規出店を後押しするのが狙い。

 会社が家主から物件を借りて改修し、入居者との事務手続きなどをする転貸(サブリース)と呼ばれる手法。貸し手側は無料で空き物件の片付けと改装をしてもらえ、借り手側は賃貸交渉の手間のかからないメリットがある。

 石巻市で空き物件を改修して移住者に転貸している取り組みを見て、同社が六日町通り商店街の空き店舗での応用を思い付いた。改修前に借り手が決まれば、要望に応じた装飾のサポートも検討する。

 元衣料品店を改装した第1号の物件に4月29日、「六日町ナマケモノ書店」がオープンした。店主は地域おこし協力隊員の千田昭子さん(55)で、ライフスタイル関連の希少本を土、日、祝日の午後1時~6時に販売する。

 間取りは店舗約45平方メートルのほか6DKの住居部分と小屋1棟。月賃料は5万円。「住居部分を改装して、宿泊できる図書室のような部屋を造りたい」と千田さんは将来の青写真を描く。

 秋には、別の転貸物件でのオンラインスタジオの開業が決まっている。

 同社代表社員の杉浦風ノ介さん(44)は「昭和レトロな六日町通り商店街の雰囲気を生かしながら、出店を増やして空き店舗のシャッターを開けていきたい」と話す。

 連絡先は同社080(8161)1581。

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