JRバス東北、次世代バイオ燃料を導入 CO2の排出削減目指す

バイオ燃料を給油するJRバス東北の菅原氏(左)とユーグレナの尾立氏

 JRバス東北(仙台市)は、仙台や松島の名所を巡る定期観光バスで、微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)と使用済み食用油を原料とした次世代バイオディーゼル燃料の使用を始めた。バイオベンチャー企業ユーグレナ(東京)が製造したバイオ燃料を導入したバスは東北で初めて。

 軽油と混合されたバイオ燃料を、午前に「仙台お散歩号」、午後に「松島お散歩号」として運行する2階建てバスで使う。14日に出発式があった。

 微細藻類と食用油原料の植物は、成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収。燃料使用時のCO2排出量が差し引きゼロとなる「カーボンニュートラル」への貢献が期待される。現在は実証段階で1リットル1万円程度と高価だが、2025年開始予定の商業生産で1リットル100円台を目指すという。

 ユーグレナの尾立維博執行役員エネルギーカンパニー長は「性能・性質は軽油と同等で、新たな車両の導入やステーションを造る必要もない」と利点を強調した。JRバス東北の菅原伸二常務安全整備部長は「従来のバスを使いながら二酸化炭素排出を削減する有力な選択肢。使用実績を見て拡大を目指す」と話した。

 お散歩号は冬季休業を経て4月1日に再開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で休業を延長。5月14日に運行を再開した。

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