感染症「つつが虫病」の患者が5月上旬、宮城県で確認された。つつが虫病はかつて北日本の日本海側で見られる風土病だったが、今は北海道、沖縄を除く全国で発生。年間300~500人が発症し、数人が亡くなっている。東北では春から秋にかけて患者が多い。病気の特徴や予防のポイントをまとめた。
山形県衛生研究所によると、つつが虫病は病原体(リケッチア)を持つツツガムシの幼虫に刺されることで発症する。ツツガムシは体長0・2~0・5ミリで、山林や原野、河川敷などに生息する。
刺されるのは、衣服で隠れた皮膚の柔らかい部分が多い。5~14日程度の潜伏期間を経て38~40度の高熱、全身の倦怠(けんたい)感、頭痛など風邪のような症状が現れる。
発熱から2~5日後には、全身に粟(あわ)粒ほどの赤い発疹が広がり、刺された部分に近いリンパ節が腫れる。刺し口には1センチほどのかさぶたができる。
抗生物質が効き、早期に治療すれば完全に回復するが、治療が遅れると死に至ることがある。有効なワクチンは開発されていない。
感染を防ぐため、農作業やキャンプでは長袖、長ズボン、長靴や手袋を着け、帰宅後はすぐに入浴して体を洗い流すとともに衣服を洗濯する。
皮膚にダニのようなものが付着していたらどうすればいいか。宮城県疾病・感染症対策課の担当者は「体液や病原体を体内に取り込まないよう、つぶさずに取り除くことが重要」と説明する。ツツガムシは子どもの頭やペットにも付くことがあるという。
野山に入った後に体調を崩した場合は注意が必要だ。「刺し口があざのように黒くなるのが風邪との大きな違い。病院で患部を見せて早めに処置を受けてほしい」と県疾病・感染症対策課の担当者は呼び掛ける。
つつが虫病のほか、屋外に生息するマダニも重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライム病などの感染症を媒介する。
いずれも肌の露出を少なくすることが効果的だ。野外活動では草むらややぶに潜む「敵」にくれぐれもご注意を。
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