多賀城市長、市議に「ちょっと愚問かと」 議会側が真意問う文書

深谷晃祐多賀城市長

 深谷晃祐・宮城県多賀城市長が市議会で市議の質問に「愚問」と発言したことが波紋を呼んでいる。市議は発言の真意を問う文書を送付したのに対し、深谷市長は19日に文書で「今後は言葉の持つ複数の意味を理解しつつ、慎重な答弁に努める」と釈明した。

 発言があったのは3月23日の市議会臨時会の予算特別委員会。竹谷英昭市議が、市の新型コロナウイルス施策として飲食店に10万円を配るといううわさを聞いたと言及し「飲食店の経済対策で、今後はそういうことを視野に入れて考える構想もないのか」と質問した。

 深谷市長が「(コロナ下で先行き不透明な中)それがないというふうに聞くのは、ちょっと愚問かと思います」と答弁し、状況に応じ必要な対策を講じると述べた。

 その後、議会運営委員会で問題視する声が上がった。伏谷修一議長は4月20日、議長室で深谷市長に「品位を持つように」と口頭で注意。伏谷議長は「市民の代表が集まる議会で使う言葉として適切ではないので注意した」と話す。

 深谷市長は文書の中で、愚問は侮辱ではなく「刻一刻と状況が変化する中で構想がないわけがない、『聞くまでもない質問』という思い」と説明。竹谷市議は「市長という立場での発言の重みを十分に意識してほしい」と語った。

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