泉ケ岳にワーケーションエリア キャンプ場とコテージ、9月先行開業

仙台市内の夜景も一望できるというコテージのイメージ図

 仙台市泉区の泉ケ岳(1175メートル)中腹で、中堅ゼネコンの日本国土開発(東京)が温泉施設や企業向けコテージ、キャンプ場を備えたレジャーエリアを開発する。新型コロナウイルス禍を踏まえ、観光地で休暇を取りながら働く「ワーケーション」需要と、人混みを避けて余暇を楽しみたいキャンプ愛好家を取り込む。2022年5月の本格オープンを目指す。
 泉ケ岳スキー場の南東に同社が所有する土地(約39ヘクタール)の一部約7・5ヘクタールを活用する。計画によると、ワーケーションエリアとする区画では木造平屋のコテージ4棟を建設する。延べ床面積68平方メートルで6人程度が宿泊可能な1棟と、同52平方メートルで4人まで宿泊できる3棟で構成する。
 コテージの南側はガラス張りで、トイレやキッチンも備える。NTT東日本と連携し、小規模エリアに限定して第5世代(5G)移動通信システムを展開する「ローカル5G」を導入する。仙台市内の企業を中心に保養所として活用してもらう狙いで、複数の企業と現在、価格や契約方法などを協議している。
 キャンプ場は約90張りのテントを設営できるフリーサイトと、各100平方メートル程度の25区画を準備。温泉を掘削し、露天風呂がある施設も整備する。
 今年9月にキャンプ場とコテージが先行オープンし、温泉施設が完成する来年5月に本格オープンする予定。総事業費は非公表。
 日本国土開発の朝倉健夫社長は「ワーケーションのためにこれだけ大胆な設備投資をした事例は全国でも少ない。年間40~50万人訪れる泉ケ岳はキャンプ場だけでも事業性が十分ある」と話す。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら
先頭に戻る