<入試のツボ>実技教科 合否に直結/公立高選抜(2)調査書

 今回は公立高入試での調査書の重要性について、お伝えする。
 宮城県の公立高入試は、学力検査点と調査書点(評定)で合否が決まる。学力検査は当日の出題内容や体調などの不確定要素もあり、実力を確実に発揮できる保証はない。一方、調査書点は自分の点数が分かるため、高い点数を確保できていれば余裕を持って入試に臨むことができる。
 調査書で重要なポイントは二つある。一つは、中学1年から3年までの9教科の評定が同じ比率で使われるという点だ。宮城県以外では3年のみ評定を倍にしたり、中2と中3の評定しか使わなかったりする例もある。中3になって評定を気にするのではなく、中1から高い評定を取るための取り組みが必要になる。
 もう一つは科目によって比重が異なる点だ。主要5教科(国語、数学、社会、理科、英語)は5段階の評定がそのまま調査書点になるが、実技教科(保健体育、美術、技術家庭、音楽)は評定が2倍になる。
 評定を4から5に上げる場合、例えば国語よりも美術の評定を上げる方が入試では有利になる。実技教科が入試に直結することを認識し、授業に臨むことが重要だ。
 学習指導要領の改訂で、本年度から評定をつける際の評価が変わった。「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三つの観点で評定が決まる。
 定期テストだけでなく、授業中の態度や提出物も評価される。ノートやリポートなどの記述、授業中の発言なども考慮される。公立高に出願する際、調査書点が良くなかったため受験校を変更するケースもある。普段の学習にしっかり取り組んでほしい。
(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)

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