聖火リレー、公道での実施中止を 五所川原、むつ両市が要請

 青森県内で6月10、11日に予定される東京五輪の聖火リレーを巡り、コースになっている五所川原、むつの両市は26日までに、新型コロナウイルスの感染拡大を理由として、公道でのリレーを中止するよう県に求めた。県は月内に実施の可否を判断する。

 リレーは2日間で県内14市町村を回り、ランナー約180人が聖火をつなぐ。県実行委員会は新型コロナの感染状況を踏まえ、14市町村から意見聴取した。

 五所川原市は「市内のつがる総合病院では病床が逼迫(ひっぱく)している。感染がこれ以上広がれば医療従事者への負担がさらに増す」(ふるさと未来戦略課)と懸念。公道での実施を取りやめるよう県に要請し、無観客による屋内などでの代替措置を提案した。

 2日目のスタート地点になっているむつ市は、公道だけでなく、出発式を含めた完全中止を求めた。市企画調整課は「県内外から関係者が大勢集まり、感染防止策を講じるのは難しい」と説明。県内各地でクラスター(感染者集団)が相次ぐ現状も考慮した。

 県実行委は14市町村から寄せられた意見の内容を明らかにしていないが、これらを基に、今月中に公道での実施の可否などについて最終判断する。

 県内の1日当たりの感染者発表は26日現在、22日連続で2桁になるなど、感染収束が見通せない状況が続く。三村申吾知事は21日、まん延防止等重点措置の適用要請を示唆した。

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