飲食店員のPCR検査、仙台市が受け付け 無症状の4万人対象

飲食店従業員に届く検査キット(手前左)と返送時の包装材

 仙台市は26日、市全域の飲食店の従業員約4万人を対象に、無料で実施する新型コロナウイルスPCR検査の申し込み受け付けを始めた。飲食店の安心安全を確保することで地域経済の回復につなげる。10月31日までの実施期間中、4割相当の約1万6000人が月1回、受検すると見込む。

 食品衛生法の営業許可を取得している約7900店の従業員のうち、無症状者が受けられる。雇用形態や居住地は問わない。申し込みは店ごとに専用サイトとファクスで受け付ける。テークアウト専門店は対象外とした。

 初日は午後5時時点で8店から計59人の申し込みがあった。市は26日夕、全飲食店に検査案内とファクス用の申込書を発送した。

 「らーめん堂 仙台っ子」などを運営するフィダール(若林区)は、市内の店舗の従業員約20人の検査を検討している。久米英人専務は「客と従業員の健康が第一。無料の機会を逃さず活用したい」と歓迎した。

 市中心部の居酒屋「わおん」(青葉区)は従業員6人の受検を予定する。石川邦男オーナーシェフは「定期的な検査は店の信頼につながる」と期待した。

 検査は、委託業者から従業員に届く検査キットで唾液から検体を採取し、店ごとにまとめて返送する。結果は返送後2~7日で判明する。陽性の場合は医師が電話で無料診察し、県内の保健所が入院・宿泊療養などを調整する。

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