JR仙台駅東口周辺が「おばあちゃんの原宿」で知られる東京・巣鴨のような様相を見せている。東北大などが24日開設した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を訪れる高齢者であふれているためだ。順番待ち中や接種後に買い物や街歩き、飲食をする姿が目立つ。接種開始2日目と3日目(25、26日)の様子を追った。
(報道部・大橋大介)
25日昼、仙台市太白区の女性(71)はスターバックスコーヒー仙台駅東口店の屋外席に座り、アイスコーヒーを味わっていた。屋外席は八つあり、高齢者で満席だった。
女性は接種受け付けの2時間以上前に着き、会場入り口のそばにある店に立ち寄った。「スタバのコーヒーを飲むのは初めて。高いけど、おいしい」と満足そうだった。
接種スタッフが会場に誘導するのは受付時間の15分前からだが、待機場所などは用意されていない。駅東西自由通路や駅東口から楽天生命パーク宮城(宮城野区)に至る宮城野通のベンチも時間つぶしなどに利用されている。
接種会場があるビルに入居するヨドバシカメラマルチメディア仙台も人気だ。テレビコーナーには椅子があり、25日昼すぎには10人以上が集まった。80型の4Kテレビを見ていた泉区の女性(82)は「迫力がある。楽しめる場所があってよかった」と話した。
接種をきっかけに駅東口周辺を久しぶりに訪問する人たちは、再開発で姿を変えた街並みに驚く。26日、約20年ぶりに訪れたという泉区の女性(79)は「知らない街に来たようだ」と、友人と2人で高層ビルを見上げた。
せっかくの外出機会の楽しみ方はさまざまだ。青葉区の男性(66)は近くの宝くじ売り場に寄ってから会場へ。「普段は買わない店で運試し」と笑った。夫婦で訪れた同区の男性(79)は「1年以上も極力外出を控えてきた。久しぶりに妻とランチしてから帰る」と言って立ち去った。
会場では1日最大2100人の接種が少なくとも1カ月は続く。駅周辺で商売する人々は「ワクチン特需」に期待する。
仙台駅ビル内の総菜店の女性店員は「常連以外の高齢の買い物客が確実に増えた」と喜ぶ。客待ちしていたタクシーの男性運転手(48)は「行きは電車やバスを使っても、帰りは疲れてタクシーを使うだろう」と皮算用をする。
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