日本酒7種で「ビーガン」認証を取得 加美の田中酒造店

ビーガン認証を受けた「真鶴純米大吟醸」など7種の日本酒

 田中酒造店(宮城県加美町)は、動物由来の食品を一切口にしない完全菜食主義者「ビーガン」向けの認証を「真鶴純米大吟醸」など7種の日本酒で取得した。日本酒の認証は宮城県内初で、海外への輸出拡大を目指す。

 認証を受けたのは「真鶴」と「田林」の純米大吟醸、純米吟醸など7種類。認証シールを貼り、売り出す。小売価格は、真鶴純米大吟醸が四合瓶で3850円など。

 同社によると、日本酒は米と米こうじで醸造し、動物性原料は使わないが、ろ過段階で動物性たんぱくを利用する場合がある。認証を取得した吟醸酒は元々使っておらず、製造工程も他の酒から独立している。

 認証したNPO法人ベジプロジェクトジャパン(東京)によると、日本酒では南部美人(二戸市)、八戸酒造(八戸市)など国内10社が認証されている。

 田中酒造店は2015年、新車ディーラー「ジーライオングループ」(神戸市)の傘下に入った。輸出を強化中で、香港やシンガポールなど10の国・地域に出荷を始めた。認証取得で、国内高級スーパーとの商談が進んでいるという。

 田中酒造店の販売先は現在、県内8割、県外2割。永井邦彦社長は「認証で価値を分かりやすくし、国内外の健康志向に応えたい。県内、国内、海外の販売をそれぞれ3分の1にすることが目標だ」と販売戦略を語る。

 連絡先は同社0229(63)3005。

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