河北抄(6/8):田植えが終わって1カ月ほど。早くもコメ余…

 田植えが終わって1カ月ほど。早くもコメ余りのニュースだ。農林水産省の試算によると、本年産米は全国で6万7000ヘクタールも過剰作付けの状態。作付面積はかなり減っているのに、それでも需要の急減に釣り合わない。
 農政関係の自民党内の会合では、農水副大臣が「主食用に植えたコメの仕向け先を飼料用に変える。これしかない」と訴えたそうだ。米価の下落を防ぎたいのは分かるが、何だか割り切れない。
 困窮世帯に食材を届けているフードバンク仙台(青葉区)では、一時900キロあったコメの在庫がほぼ底を突いた。「1週間、何も食べていない」「毎日カップ麺1個で1カ月暮らした。もう限界です」。長引くコロナ禍。そんなSOSが殺到し、協力農家の寄付だけでは賄い切れなくなっているという。
 「家畜より先に、食べたくても食べられないでいる人に届けられないでしょうか」と専従スタッフの川久保尭弘(たかひろ)さん(34)。「お米は皆から本当に感謝されるんです」とも。フードバンク仙台の連絡先は070(8366)3362。

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