芥川賞・直木賞候補に東北出身者3人 7月14日に選考会

石沢麻依さん
くどうれいんさん
呉勝浩さん

 第165回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が11日付で発表された。芥川賞には仙台市出身・ドイツ在住の石沢麻依さん(41)の「貝に続く場所にて」、盛岡市出身・在住のくどうれいんさん(26)の「氷柱(つらら)の声」など5作が、直木賞には青森県八戸市出身の呉勝浩さん(39)の「おれたちの歌をうたえ」など5作がノミネートされた。

 石沢さんは東北大大学院文学研究科修士課程修了。2021年「貝に続く場所にて」で群像新人文学賞を受賞しデビューした。くどうさんは宮城大卒。俳句結社樹氷同人、コスモス短歌会所属。石沢さん、くどうさんとも初の候補で、作品はそれぞれ東日本大震災の記憶を題材にしている。

 呉さんは大阪芸術大卒で大阪市在住。候補は2回目。

 選考会は7月14日午後、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。

 候補作は次の通り。(敬称略)

 【芥川賞】石沢麻依「貝に続く場所にて」(群像6月号)▽くどうれいん「氷柱の声」(群像4月号)▽高瀬隼子「水たまりで息をする」(すばる3月号)▽千葉雅也「オーバーヒート」(新潮6月号)▽李琴峰「彼岸花が咲く島」(文学界3月号)

 【直木賞】一穂ミチ「スモールワールズ」(講談社)▽呉勝浩「おれたちの歌をうたえ」(文芸春秋)▽佐藤究「テスカトリポカ」(KADOKAWA)▽沢田瞳子「星落ちて、なお」(文芸春秋)▽砂原浩太朗「高瀬庄左衛門御留書」(講談社)

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