若手の現代アート、卸町から発信 建築やアパレルとコラボも

作品の最終調整をする亀山さん

 若手作家による現代アート作品を中心に発信するギャラリー「A8T(エイト)」が5日、仙台市若林区卸町にオープンする。作品の展示や販売を通じ、アーティストとして生計を立てていくのが難しい若手を支援する。

 ギャラリーは約80平方メートル。建設会社「ティープラン」とTシャツ販売会社「アゾット」の共同社屋の一角に開設され、両社が共同運営する。今後、住宅設計に合わせた作品の販売、若手作家のデザインを取り入れた家具やTシャツの製作などを予定する。

 アゾットの相沢和子常務は「建築、アパレル分野と現代アートは親和性が高い。最先端のアートを卸町から世界に発信したい」と語る。

 26日まではプレオープン期間で、東北芸術工科大(山形市)の学生や卒業生計5人の作品約30点を展示する。同大学院芸術文化専攻2年の亀山晴香さん(23)は架空のキャラクターをデザインした個性あふれる縫いぐるみやジオラマを出品。「想像力を膨らませて楽しんで見てほしい」と意気込む。

 同専攻1年の谷村メイチンロマーナさん(22)は、ヒーローやモンスターのフィギュアを絵画のように造形した。「東北には現代アート専門のギャラリーが少ない。アーティストの卵が成長する場所になってほしい」と期待を込める。

 本格オープンは7月9日を予定。国内の第一線で活躍する若手アーティストの展覧会のほか、8月には仙台市在住の画家鈴木一世さんの個展を予定する。

 午前10時~午後6時。入場無料。新型コロナウイルス感染症対策のため、入場には電話かホームページからの予約が必要。連絡先はティープラン080(2813)3802。

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