クマを「ともえ投げ」で撃退 岩手の73歳男性、背後から襲われ

1999年10月19日の記事です

ツキノワグマ

 10月18日午後2時半ごろ、岩手県安代町姥子石の山林で、近くに住む農業の男性(73)がキノコ採りの帰りにツキノワグマに背後から襲われた。男性は振り向きざまにクマを「ともえ投げ」で投げ飛ばして、自力で帰宅した。左手などにかすり傷を負っただけだった。

 男性は警察官に「クマは体長170センチ、体重120~130キロ」と細かく答えるなど、冷静な対応ぶり。河北新報社の取材に対し、「押さえ付けられるとまずいと思い、大声を出しながら力を振り絞って投げた。きょうは勝ったからよかったが、今後ともクマには気を付けたい」と話している。

 男性は身長173センチ、体重63キロ。若いころに陸上競技をしていたが、格闘技の経験はない。

 相撲や柔道のテレビ観戦が何よりの楽しみで、放映があると欠かさず見ているという。

 岩手署によると、現場は東北自動車道の田山パーキングエリアから200メートルほどの地点で、クマの出没は珍しくないという。

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