今だからこそ日印交流 仙台の大学生らサークル設立

ビデオ会議アプリでインドをテーマに意見交換した参加者

 仙台市内の大学生が中心となり、インドとの交流を図るサークル活動に取り組んでいる。インドでは新型コロナウイルスの感染が急拡大。日本も対面授業や課外活動の制限など思うようなキャンパスライフを送れない状況だが、オンラインを活用して「今だからこそできる交流の形を探したい」と前を向く。

 「職場がある別の市に通うのに許可証がいる」「土、日曜はロックダウンで外に出られない」「昨年3月からグラウンドでの練習はほとんどできていない」

 ビデオ会議アプリで5月22日夜に行われたイベント。インドでプロサッカークラブのユース育成組織のコーチを務める和泉新さん(38)が、新型コロナの急拡大が続く同国での暮らしぶりを画面越しに語った。

 和泉さんは、インド人の父と日本人の母の間に山口県で生まれた。サッカー選手としてインドに渡り、2007年にプロデビュー。13年に外国出身者として初の代表選手となった。

 イベントを企画したのは、インドと日本の文化交流をテーマにした学生サークル「サクタス」。東北大工学部3年の小林雅幸さん(21)が友人の留学生らに呼び掛け、3月に設立した。今は県内外の学生や留学生約100人が参加。日本のサクラ、インドのハス(ロータス)と両国を代表する花から名付けた。

 「昨年の新入生は通学もままならず、友人をつくる機会がなかった。フラストレーションがたまっている」と小林さん。自身も授業はほとんどオンラインで、実験すら映像を見てリポートを提出する状況が続く。

 今後は、旅行会社と連携したバーチャルツアーや、インド映画の鑑賞イベントなどを検討している。

 5歳から5年間インドで暮らした小林さんは「繊細な伝統工芸のブロックプリントや、東西南北で違う食文化など、カレーやターバンだけじゃないインドの多様性を知ってほしい。家にいながらでも世界や友達とつながれるような活動を考えたい」と力を込める。

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