河北抄(6/18):第5世代移動通信システム「5G」の世界を…

 第5世代移動通信システム「5G」の世界を体験できる機会があった。ゴーグル型の仮想現実(VR)端末を着けてバーチャルなリンゴを動かすと、近未来が舞台のSF映画の一シーンに入り込んだ気がしてならなかった。
 例えばスティーブン・スピルバーグ監督の『マイノリティ・リポート』。舞台の2054年の米ワシントンは網膜認証システムによって個人の嗜好(しこう)を読み取る電子看板が街中を埋め尽くし、主演のトム・クルーズは3次元像のホログラムで在りし日の長男をしのぶ-。
 現在主流となっている4Gの100倍のスピードで大容量の通信が可能で、1平方キロ当たり100万台の端末とつながる5Gが普及しさえすれば決して夢物語とは片付けられまい。中国通信機器大手の華為技術(ファーウエイ)はさらにその先の5・5Gに向けて研究や投資を進めると表明済みだ。
 わが国でもNTTと富士通が6Gの共同開発で業務提携に合意している。スピルバーグの世界観は33年後を待たずとも現実となるのかもしれない。

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