東北楽天、今季初の4連敗 涌井5敗目

東北楽天―オリックス 3回オリックス2死一塁、杉本に適時二塁打を許し、顔をしかめる東北楽天先発・涌井=2021年6月18日、楽天生命パーク宮城(藤井かをり撮影)

 東北楽天は試合の主導権を序盤に明け渡し、今季初の4連敗を喫した。

 先発涌井は4回5失点で5敗目。二回に杉本のソロで先制を許し、三回はモヤの2ランなどで4点を失った。打線は4点を追う五回、浅村の適時打で1点を返したが、以降は得点圏に走者を進められなかった。

 オリックスは1分けを挟んで4年ぶりの7連勝で2位に浮上。先発山本が6回2失点でリーグ最多に並ぶ7勝目を挙げた。

▽勝 山本13試合7勝5敗
▽S 平野佳13試合1敗6S
▽敗 涌井13試合6勝5敗
▽本塁打 杉本14号(1)(涌井)モヤ7号(2)(涌井)

序盤に5失点、試合つくれず

 球界屈指の好投手、オリックス・山本を相手にして序盤に失点を重ねては厳しい。東北楽天は涌井が三回に与えた4点で、苦しい戦いを強いられた。

 この回、先頭の紅林から3球で空振り三振を奪って波に乗ったと思いきや、続く福田に四球を選ばれて暗転した。太田の送球がそれて二盗を許すと、宗に9球目のスライダーを左前適時打とされた。

 2死一塁となった後もぴりっとしない。杉本にシンカーを適時二塁打とされて傷口が広がり、打席には身長201センチのモヤ。外角低めへ逃げていくシンカーに長い腕が伸び、豪快な2ランを右中間席に運ばれた。

 涌井は「変化球を投げ過ぎた。カウントを悪くし、自分のピッチングにならなかった」と振り返る。石井監督は「モヤの2ランは余計。3失点で止めておけば、野手の勇気が出る点差だった」と嘆く。一回に打者4人で31球を投げさせるなど、山本攻略の糸口がつかめそうだっただけに痛い大量ビハインドとなった。

 涌井は5、6月の7登板で防御率7・41。無傷で4勝を挙げた3、4月とは別人のような内容が続く。指揮官は開幕投手を務めた右腕の今後について「これから本人と話して決めたい。(登板間隔を)空けるかどうかは明日くらいに考える」と話した。
(斎藤雄一)

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