仙台市内、危険ブロック塀138カ所 丘陵部の住宅団地に多数

亀裂が入った危険なブロック塀。注意喚起のステッカーが張られている=仙台市内

 仙台市が2020年度に調査した市内36小学校区の公道、指定通学路にあるブロック塀約1万2000カ所のうち、89カ所が倒壊の恐れなど危険な状態にあることが分かった。過去の調査で危険と判定され、まだ撤去されていない所も合わせると「危険ブロック塀」は計138カ所に及んだ。

 調査は20年10月~21年3月に実施。高さ1メートル、長さ0.8メートルを超える塀を対象に傾きや亀裂、鉄筋の有無を調べた。新たに危険と判定した場所は青葉区19カ所、宮城野区28カ所、若林区6カ所、太白区24カ所、泉区12カ所だった。丘陵部の住宅団地に多くみられた。

 市は危険ブロック塀の所有者方を訪問し、調査結果や撤去費用の補助制度を知らせる方針。市ホームページで場所を地図で示し、周辺住民に注意喚起する。

 過去の調査で危険判定し、今年3月末時点で撤去されていない塀は青葉区6カ所、宮城野区6カ所、若林区3カ所、太白区23カ所、泉区11カ所。新たに判定した分を含めた全体では、太白区の計47カ所が市内で最も多かった。

 調査は、18年6月の大阪府北部地震で小学校のブロック塀が倒壊し、児童が犠牲になった事故を踏まえ、19~21年度の3年間に市内全域で実施する。19年度は15小学校区の約3700カ所のうち、37カ所を危険と判定した。最終の21年度は68小学校区の約1万6000カ所を調べる。

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る