泉ケ岳の魅力 事前学習で共有 小学校とふれあい館、オンラインで

オンライン方式で行われた事前学習。子どもたちは泉ケ岳の自然について下山館長に積極的に質問した=東四郎丸小

 仙台市東四郎丸小(太白区)の5年生が、市泉岳自然ふれあい館(泉区)とオンラインで結び、野外活動の事前学習を行った。従来は教師が泉ケ岳の自然の素晴らしさなどを対面で説明していたが、今回は下山倉美館長が担当。泉ケ岳をフィールドに活動する館長の説明もあって、実際の野外学習では、子どもたちの意欲や関心が例年より高まったという。

 ふれあい館が初めて実施したオンライン事前学習は今月4日にあり、同小の5年生33人らが参加。泉ケ岳の自然や施設の概要などについて説明を受けた。

 子どもたちは「どんな魚がすんでいるか」「何種類ぐらいの花が咲いているか」などと質問。下山館長は泉ケ岳の自然の豊かさに絡めて答えると、子どもたちはうなずきながら、野外活動への関心を高めていた。

 9日から2泊3日の野外合宿では登山中、事前に草花への関心を持った子どもが質問したり、教えてもらった知識をベースに子ども同士で動植物に関して会話したりする場面があった。初日の集会では、既に顔見知りになっていた下山館長に積極的に話し掛ける児童もいた。

 伏見滋校長は「事前学習での館長の説明には説得力があった。子どもたちの野外学習への関心や意欲が高まり、野外活動ではより積極的、主体的に行動できた」と話す。

 事前学習は新型コロナウイルス禍による対面実施の回避、教師の負担軽減なども背景にあった。現在、国の「GIGAスクール構想」で、小中学生に1人1台デジタル端末が行き渡り、オンライン学習をしやすくなっているという。

 下山館長は「ふれあい館をより身近に感じてもらった。今後は他の学校でも、情報通信技術(ICT)を事前学習や事後指導、打ち合わせなどに活用したい」と話している。

泉ケ岳を登る東四郎丸小児童。事前学習で得た知識が積極的な活動につながったという

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