「海の日」移動で内閣府「勘違いに注意!」 ツイッター投稿、周知不足が露呈

祝日の移動に注意を呼び掛ける政府広報室(内閣府政府広報オンライン)のツイート

 東京五輪の開催日程を踏まえた7、8月の祝日移動に関連して政府は28日、初めて公式ツイッターで注意を喚起した。祝日移動を知らなかった国民が多く、ネットやテレビが相次いで記事、番組で取り上げる事態となり、事実上「周知不足」が露呈した形だ。公共交通機関や公共施設は本来の平日と祝日を入れ替えて対応するため、利用者は注意が必要だ。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)

 内閣府広報室は28日、公式ツイッターに「祝日の勘違いに注意!」と投稿し、国民に注意を促した。祝日移動のポイントを図示しながら「手帳やカレンダーとの違いにご注意を」と締めくくった。今年の祝日移動に関する投稿は初めてで、担当者は取材に「変更になった日が目前に迫り、国民の勘違いを防ぐ」と目的を説明した。

 この書き込みには、内閣府広報室の普段の投稿とは1桁も2桁も異なる6000件以上もの反応が寄せられている。ユーザーからは「そんなの知らなかった」「『勘違い』ではなく周知不足」「油断すると無断欠勤になる」といった声が上がっている。

 内閣官房の東京五輪・パラリンピック推進本部事務局にも、祝日移動に関する問い合わせが連日相次いでいるという。担当者は「(根拠となる特別措置法の施行が決まった)昨年12月上旬以降、限られた予算で広報に努めてきた」と説明した上で「周知できているかどうか判断するのはあくまで国民」との立場を取る。

 祝日移動に伴い、平日と祝日でダイヤが異なる公共交通機関や祝日を除く月曜休館の公共施設はそれぞれ対応を余儀なくされた。各交通機関・施設は祝日移動後のカレンダー通り、7月19日、8月11日を平日、7月22、23日と8月9日を休日として扱う。

 宮城県図書館の場合、本来は7月第4週~8月第2週の休館日は海の日の翌7月20日と月曜日の26、8月2、9日だった。それが祝日移動に伴い開館日だった7月19日と8月10日が休館日となり、逆に休館日だったはずの7月20日と8月9日が開館日に。

 担当者は「利用者の混乱が予想される。ホームページ(HP)などで周知に努める」と話す。7図書館を運営する仙台市もHPの開館カレンダーの確認を呼び掛けている。

 公共交通機関のうちJRは仙台エリアでは仙石線にのみ休日ダイヤがあり、祝日移動後のカレンダーに沿って運用する。同社東日本仙台支社の担当者は「現時点では特に対策を考えていないが、駅などに案内を掲示する可能性はある」と含みを残す。

 バス・地下鉄を走らせている仙台市交通局は、祝日移動が通勤客の少ないお盆に重なることから「8月11日の対応は検討段階」(市交通局営業課)という。

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