仙台空港、民営化5年 7月1日から特別メニューも

 仙台空港(名取市、岩沼市)は7月1日、2016年に国管理空港として全国で初めて民営化されてから5年を迎える。新型コロナウイルス禍を受けた移動の制限で厳しい状況が続く中、運営会社の仙台国際空港の鳥羽明(あき)門(と)社長は28日、報道各社の取材に応じ「路線網の拡充に加えて空港の魅力向上を図り、航空会社、旅客、地域住民に選ばれる空港を目指す」と述べた。

民営化から5年の歩みなどを語る鳥羽社長(左から3人目)=仙台空港国際線出国待合室

 仙台空港の旅客数は17年度から3年連続で過去最高を更新し、19年度は371万人を記録。民営化以前は週10便だった国際線は、20年1月時点で週33便まで増えるなど順調に業績を伸ばしてきた。だが感染拡大を受け、20年度の旅客数は121万人にとどまった。

 鳥羽社長は「(コロナ禍前は)旅客が想定以上に伸び、キャッシュフローの余剰も生まれた。旅客数や便数の増加を見据え、ピア棟建設など早めの設備投資、施設拡充を行ういい流れできていた」と振り返った。

 今年は飲食店の新規開店や催事強化など、地域住民を空港に呼び込む取り組みに力を入れる。「一定の需要が戻れば、さまざまな業種(東急、前田建設工業、豊田通商の各グループ)からの派遣者がいるという特性を活用し、民営化のメリットを見せられるのではないか」と述べた。

 午前7時半~午後9時半だった空港の運用時間は7月1日以降、午後10時まで30分延長される。19年度の旅客水準に戻るのは24年度を見込むが、延長の効果は織り込んでおらず「目標に対し、プラスの上乗せになればいい」と期待した。

飲食店が特別メニュー

 仙台空港(名取市、岩沼市)では7月1~14日、民営化5周年を記念したアニバーサリーフェアを実施する。期間中、空港内の飲食店や物販店で特別メニューや特別企画商品を用意する。

 飲食店は、三陸産のカキと海鮮丼の店「ふぃっしゃーまん亭」が本マグロやギンザケなどを盛り付けた「5種盛り海鮮丼」、カフェ「フラットホワイト・コーヒー・ファクトリー」が空をイメージした「ブルースカイコーヒートニック」といった特別メニューを用意。売店や催事エリアでは宮城名産の笹かまぼこ、菓子のセットなどを販売する。

 5歳の子どもや、5000円以上の購入者らを対象にしたプレゼント企画も行う。プレゼントはなくなり次第終了。

 8~14日は北海道や愛知など仙台空港と結ばれた就航地の土産品の「お取り寄せフェア」を開く。

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