<アングル宮城>掘割 城下町の風情 白石・バイカモ揺れる

<清涼>武家屋敷前を流れる沢端川。さらさらと音を立てて流れる浅瀬にバイカモが揺れる
<水浴>暑い日はやっぱり水遊び。武家屋敷のそばでは子どもたちがひしゃくで水をくんで遊んでいた
<白花>水面へと伸びるバイカモの花。日差しを浴びて、きらきら輝く
<深淵>白石城から直線で約2キロ離れた白石川上流部の隧道。江戸時代に人の手で造られた。真っ暗な穴が水を飲み込んでいく

 白石市の市街地を歩くとさらさらと瀬音が聞こえてくる。館堀(たてほり)川、沢端(さわばた)川、そこから枝分かれした幾つもの水路。人々の往来のすぐ脇を、水が流れる。

 白石城を築くに当たって400年以上前に整備された掘割(ほりわり)がルーツ。城と直線で約1.5キロ離れた白石川の蔵本堰(せき)を起点とする。上流には江戸時代に岩をくりぬいた隧道(ずいどう)(トンネル)があり、流れの一部は今もそこを通って堰へ向かう。

 武家屋敷・旧小関家前の沢端川では水草バイカモ(梅花藻)に人々が足を止め、川面に見入る。水遊びを楽しむ子どもたちも。いつの時代も変わらぬ光景に、城下町の風情を感じた。
(白石支局・岩崎泰之)

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「アングル」は、四季折々の風物詩や人々の表情、地域の伝統行事、豊かな自然などにカメラを向けて、東北の魅力を再発見します。


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