デスク日誌(7/6):手腕点検

 頭を悩ませて何度も書き直す。記者にとって日常茶飯事なのだが、日曜付の宮城県版で連載する「手腕点検」は明らかに難物の一つだ。

 県内の総支局の記者が管内の市町村長を1人ずつ取り上げ、政治姿勢や実績をチェックする。新年度に入り、デスクから「1回目に大崎市の伊藤康志市長を」と指示され、動き始めた。

 県議、市議の経験者や市の元幹部ら10人以上に市長への評価のポイントを尋ねた。まちづくり、市民協働、医療など話題は多岐に及んだ。

 印象論に近い書き方では説得力に欠けるため、理詰めで迫れるテーマに絞った。市が進める事業で国や県から獲得した補助金、交付金の額や市の貯金に当たる財政調整基金の推移などのデータを集めた。

 政治スタイルについて市長本人や周辺にインタビューを重ね、ご意見番として実名で登場してくれる元市幹部を見つけた。

 5月30日付で掲載されたが、歯切れの良い記事になっていないなど反省点は残った。

 ここでやっと気付いた。点検されていたのは自分自身だったのかもと。(大崎総局長 喜田浩一)

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る