田中将4勝目 東北楽天、投打かみ合う

7回1失点の好投で4勝目を挙げた東北楽天先発の田中将

 東北楽天は投打がかみ合い快勝した。

 先発田中将は一回の柳田のソロによる1点に抑えて7回を投げ、4勝目を挙げた。打線は0-1の二回、茂木の適時打で追い付き、三回に鈴木大の2ランで勝ち越した。四回は茂木のソロで4点目を挙げ、六、七回にも1点ずつを加えて突き放した。

 ソフトバンクは連勝が3で止まった。先発石川が四回途中4失点と精彩を欠いた。

▽勝 田中将13試合4勝5敗
▽敗 石川17試合3勝8敗
▽本塁打 柳田22号(1)(田中将)鈴木大6号(2)(石川)茂木11号(1)(石川)浅村10号(1)(田中)

援護に応え1失点好投

 投打の信頼が深まる勝利だ。東北楽天の田中将が打線の強力な援護を受け、7回1失点の好投で応えた。前半戦最後の登板で4勝目をつかみ「思い通りにいかないことがたくさんあったが、チームもいい流れで勝利を収めることができた」と表情を緩めた。

 一回、主砲柳田に初球のスライダーを捉えられて先制ソロを浴びた後は無失点と隙がなかった。鈴木大の2ランで勝ち越した直後の三回、2死二塁で迎えた柳田との2度目の対戦では巧みな投球術を見せた。

 2ボール1ストライクから115キロの緩いカーブでカウントを稼ぎ、最後は149キロの外角直球で空振り三振に仕留めた。緩急を生かした配球に、柳田のバットも完全に振り遅れた。

 この日は決め球のスプリットに球速差をつけ、状況に応じて巧みに投げ分けた。「うまく打者のバランスを崩すことができた」と手応えを口にする。

 これまでは好投が報われない試合が多く、勝ち星が伸びなかった。だが、今季13試合目の登板で初めて五回までに4点の援護を受けた。「田中さんに勝ちを付けたい」という鈴木大の思いに触れ、右腕は「こういう言葉はうれしい」と感謝。打撃陣の思いを胸に刻み「失点を1点でも少なく抑えていくのが仕事。次回もそこに全力を注ぐ」と誓った。
(佐々木智也)

4回東北楽天無死、茂木が中越えにソロを放ち、4-1とする
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