(12)ところどころ「ラヴ」と聞こえし夏念仏/工藤 玲音(1994年~)
たまにちりんと鳴る風鈴、ぶうーんと回る扇風機、念仏だけが朗々と…と、ここまでなら普通。だが掲句のように言われるともう、良いお声のお念仏であるほど、「ナームアーミダーブ」の「ダーブ」はloveとしか聞…
関連リンク
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- ・(9)玉葱の皮や歯ブラシの水を切る/一力 五郎(1902~1947年)
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- ・(7)夏芝の針の光や休館日/津川 絵理子(1968年~)