宮城県をはじめ全国的に最高気温が30度を超す真夏日が続いています。2021年、「熱中症警戒アラート」の運用が始まりました。熱中症は温暖化の影響で近年増えていて、昨夏(6~9月)は全国で4万6251人が救急搬送され701人(概数)が死亡しました。アラートを上手に活用し、発症を未然に防ぎましょう。
(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)
熱中症警戒アラートは、気象庁と環境省が連携。熱中症の危険があると予想した日の前日夕方と当日早朝の2回、都道府県や地域ごとに発令します。20年、関東甲信の1都8県で試行され、21年4月28日から全国運用されました。
宮城県では昨年7月17~20日と8月2~5日の計8日、アラートが出されました。
アラートの発令基準は「暑さ指数(WBGT)」が33以上。暑さ指数は気温1、湿度7、放射熱2(日差しを浴びた時に受ける熱や地面、建物、人体などから出る熱)の割合で算出します。
重視されるのは湿度。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱をうまく放出できず熱中症になりやすくなるからです。
アラートが出ていない時も、環境省のウェブサイト「熱中症予防情報サイト」で全国840地点の暑さ指数の予測値と実況値を確認できます。
気温が35度以上の猛暑が見込まれたときに発令されていた「高温注意情報」は、湿度などを加味したアラートの運用に伴って廃止されました。
熱中症による死者は増加傾向にあります。環境省が作成した「熱中症環境保健マニュアル2018」によると、1968~93年は年平均67人でしたが、94~2016年は492人に増えました。特に18年以降の直近3年は1000人を大きく上回る深刻な状況です。地球温暖化で夏季の気温が上昇していることが関連しているとみられています。
熱中症患者が急増するとされるのは、暑さ指数が28を超えた時。屋外では帽子の着用、こまめな水分補給、涼しい日陰での休息を心掛け、室内では適切にエアコンを使いましょう。
熱中症の死者(2019年)は80歳以上が半数、65歳以上は約8割を占めます。体温の調節機能が未発達な子どもを含め、周囲の人が気を付けるように声を掛けてください。
日本スポーツ協会がまとめた熱中症予防運動指針では、暑さ指数が31以上は「運動は原則禁止」、28~31は「厳重警戒(激しい運動は中止)」とされています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、マスクを着用する機会が増えています。心拍数や体感温度が上がりやすくなるので、より一層の注意が必要です。
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