(13)飼へぬかもしれぬ金魚を掬ひけり/鶴岡 加苗(1974年~)
金魚掬(すく)いの屋台には、1畳ほどの小さなプールが置かれ、小さな金魚があちらこちらへ泳いでいます。その中の1匹をなんとか掬うことができましたが、帰る家には金魚鉢も水槽もなく、家族が飼うことを承諾し…
関連リンク
- ・(12)ところどころ「ラヴ」と聞こえし夏念仏/工藤 玲音(1994年~)
- ・(11)一匹のまづ一本のくもの糸/佐川 盟子(1962年~)
- ・(10)耳飾り花火は遠くまたたけり/細谷 喨々(1948年~)
- ・(9)玉葱の皮や歯ブラシの水を切る/一力 五郎(1902~1947年)
- ・(8)江戸の頃光りし星を見てビール/狩野 敏也(1929~2019年)