東北大が大規模抗体検査 12万人対象、接種情報と照合

 東北大の東北メディカル・メガバンク機構(山本雅之機構長)は宮城県在住の約12万人を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施する。対象者のワクチン接種情報と照合し、抗体とワクチンの関係を網羅的に探る。機構は「世界でも例がない規模の抗体検査となる」と説明する。
 抗体検査は機構が2013年から続ける長期健康調査で15日に始める第3次調査の一環として、血液検査に項目を追加する形で実施する。ウイルスへの感染や抗体の有無、ワクチンの接種時期を確認し、抗体が出現するタイミングや抗体の持続期間などの推定につなげる。
 遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を用いたファイザー製やモデルナ製のワクチンは、注射すると体内でウイルスのタンパク質ができ、免疫が働いて抗体が作られる。新型ワクチンのため不明な部分も多い。
 機構の担当者は「対象者は20~80代で接種時期にずれもあるため、幅広く調べられる。抗体のできやすい人、できにくい人の傾向なども把握したい」と話す。
 第3次調査の期間は25年度末まで。抗体検査のほか高齢者の記憶力や思考力の検査、子どもの注意力の調査も実施する。

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