今年の梅雨、東北は雨量少なく 平年より短い27日間で明ける

 仙台管区気象台は16日、東北南部と北部が共に梅雨明けしたとみられると発表しました。南部は平年より8日、北部は12日早く、期間中の雨量は過去の平均より少ない傾向となりました。まとまった雨が少なく、梅雨の期間が大幅に短かったことが要因とみられます。
 今年の梅雨入りは南部、北部とも6月19日で、期間は27日間でした。平年は南部が42日間、北部が43日間なので短さが際立ちます。
 仙台管区気象台(仙台市宮城野区)が観測した7月15日までの降水量は169・0ミリ。記録が残る1951~2020年のうち、梅雨明けがはっきりしなかった年を除く梅雨の仙台の平均降水量は268・0ミリで、今年は6割強にとどまりました。東北北部の秋田の降水量は224・0ミリで、過去の平均の約8割にとどまっています。
 全国では四国、近畿、東海を除く9地方が16日までに梅雨明けしました。うち沖縄の那覇では、梅雨の降水量が1058・0ミリに達し、これまでの平均の約2・2倍になりました。
 奄美、九州南部、中国のそれぞれ中心的な観測点は平均の1・4~1・5倍となった半面、梅雨入りが遅かった北陸地方の金沢は、平均の6割程度にとどまっています。
 盛岡、秋田の両気象台で台長を務めた秋田朝日放送気象キャスターの和田幸一郎さん(63)は「梅雨前線が関東付近に停滞し、日本海側や東北地方にまで北上することが少なかった」と分析します。
 雨量は梅雨前線の南側で多くなる傾向があります。24時間降水量が観測史上最大となる大雨が降った秋田県の本荘(由利本荘市)など例外もありましたが、東北の多くの観測点で例年より少なくなりました。
 和田さんは「梅雨明けが早い分、夏が早く来ることになる。農作物の管理や熱中症に警戒してほしい」と話しています。

梅雨明けした仙台の街並み=16日午後0時25分ごろ、仙台市青葉区一番町1丁目

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