(15)東山回して鉾を回しけり/後藤 比奈夫(1917~2020年)
本来であれば、7月17日は祇園祭の山鉾(やまほこ)巡業。今年はコロナ感染症の影響で中止である。筆者はまだ一度も実際の山鉾巡業を見たことはないが、京都に行ったときに四条通りの先に見えた東山は「京都東山…
関連リンク
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- ・(13)飼へぬかもしれぬ金魚を掬ひけり/鶴岡 加苗(1974年~)
- ・(12)ところどころ「ラヴ」と聞こえし夏念仏/工藤 玲音(1994年~)
- ・(11)一匹のまづ一本のくもの糸/佐川 盟子(1962年~)
- ・(10)耳飾り花火は遠くまたたけり/細谷 喨々(1948年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。