<アングル福島>南相馬・馬と触れ合う観光 伝統の地に新風を

<散歩>南相馬市小高区の中心部を巡る「小高うまさんぽ」は約1.2キロのコース。神さんの馬「ワタリセイユウ」が利用者を乗せ、街中を歩く=4日

 1000年以上の伝統を誇る相馬野馬追の地、南相馬市小高区で5月、馬と触れ合う新たな観光事業が始まった。

 野馬追の祭礼が行われる小高区中心部や、出場者が練習に訪れる市内の烏崎海岸でホーストレッキングを楽しむことができる。考案したのは東京都出身の神瑛一郎(じん・よういちろう)さん(26)。1年半前に地域おこし協力隊員として小高区に移住した。

 「馬の価値を知ってもらい、誰かの課題解決につなげたい」と昨年10月、NPO法人「ホースバリュー」を設立。通年で楽しめる観光コンテンツとして乗馬体験を思い付いたという。

 「南相馬は馬への愛があふれる地域。恥じることのないよう活動に励みたい」。伝統の地に新たな風を吹き込む。(福島総局・佐々木薫子)

<人気>「ワタリン」の愛称で地域住民らの人気を集めているワタリセイユウ。マイペースで優しい性格=南相馬市小高区
<疾走>早朝の訓練は本番同様、全速力で砂浜を駆ける。午前4~6時ごろ、出場馬が次々に練習を始めた=4日午前5時ごろ、南相馬市鹿島区の烏崎海岸
<愛情>事務所近くの厩舎(きゅうしゃ)でワタリセイユウの世話をする神さん。厩舎の掃除や餌やりなど、毎日共に過ごす=南相馬市小高区
<鍛錬>潮騒と馬の足音だけが響く烏崎海岸。野馬追本番を前に、未明から訓練が始まる=4日午前4時30分ごろ、南相馬市鹿島区

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