河北抄(7/19):陳列棚のモヤシの袋を引っかき回す女性。豚…

 陳列棚のモヤシの袋を引っかき回す女性。豚肉のパックを取っては戻し、取っては戻しを繰り返す男性。消費や賞味の期限が1日でも長い商品を探しているのだろう。食品スーパーで、よく見る光景。
 気持ちは分からないでもないが、いくつもの商品に触って陳列を乱す姿を見ると、げんなりする。新型コロナウイルス対策に神経をすり減らす人は多いのに。何度も並べ直す店員さんも気の毒だ。
 まだ食べられる食品を廃棄する「食品ロス」を促す行為でもある。仙台市発行の「せんだい食品ロス削減ガイドブック」は「商品をうまく循環させるよう、棚の手前から取ろう」と呼び掛ける。
 国内の食品ロスは年間約600万トン。家庭で余った食品を困窮者に寄付する「フードドライブ」など、ロス削減の動きが広がる。「棚の手前から取る」も、ささやかに貢献できる。
 ガイドブックはインターネットで閲覧でき、食材をおいしく食べきる「野菜長持ち術」も紹介する。本紙読者には当然の知恵かもしれないが、根菜類の保存には、ぜひ新聞紙を役立ててください。

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