田中将、悲願へ「できることを精いっぱい」 仙台で侍ジャパン強化合宿

笑顔でキャッチボールする田中将

 東京五輪で金メダルを狙う野球日本代表は19日、仙台市の楽天生命パーク宮城で強化合宿がスタートし、「侍ジャパン」として集まった代表24選手が午後の強い日差しが照りつける中、約3時間、体を動かした。稲葉監督は「気持ちも高ぶってきたし、いよいよだなという感じ」と気合に満ちた表情で話した。

 室内練習場で投手と内野手がサインプレーの確認を行った。体調不良でオールスター戦2試合を欠場した田中将、浅村(ともに東北楽天)も参加した。打撃練習では鈴木誠(広島)らが快音を連発。全体練習後には、村上(ヤクルト)らがティー打撃で振り込んだ。ヤクルトでは二塁を守る山田が一塁の守備練習に取り組むなど各選手が意欲的に過ごした。

 24日に東北楽天、25日に巨人と強化試合を戦い、26日に福島市に移動。28日に福島市の福島県営あづま球場で行われるドミニカ共和国との開幕戦に臨む。

チーム最年長、リーダの自覚十分

 東北楽天の田中将が元気な姿を見せた。15日に受けた新型コロナウイルスワクチンの副反応で強い倦怠(けんたい)感に襲われオールスター戦2試合を欠場したが、18日には軽めに体を動かしていた。24、25日に予定されている強化試合に向けて「問題なく調整できる」と話した。

 ウオーミングアップ後、千賀(ソフトバンク)とキャッチボールし、大会使用球の感触を確かめた。室内練習場で投内連係を確認した後には再びグラウンドに現れ、外野でダッシュするなどして体調を整えた。

 代表のユニホームに袖を通すのは、2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来8年ぶり。五輪の日本代表は08年の北京大会以来だ。「たくさん選手がいる中で選ばれたので、それに恥じぬように、自分にできることを精いっぱいやっていきたい」と気を引き締める。

 北京大会は最年少の19歳だったが、今大会は坂本(巨人、青森・光星学院高出)らとともに最年長の32歳。「自分に課せられている役割、期待、求められているものが、当時最年少だった僕とは違う」とチームリーダの自覚は十分だ。

 目標は北京大会で果たせなかった金メダル。「投球はもちろん、それ以外の部分でも何かサポートできることがあれば何でもしたい」と力を込めた。
(関俊哉)

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