フコク資材が再生法申請 負債24億円、コロナ禍で資金繰り悪化

 生コンクリート製造用資材卸売業のフコク資材(仙台市)は20日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請した。代理人らによると負債額は約24億円で、譲渡先を探しながら事業を継続する。帝国データバンク仙台支店によると、新型コロナウイルス関連の倒産とみられる。
 仙台支店によると、フコク資材は2014年8月設立。気仙沼市や岩手県岩泉町などに営業所や支店を設け、生コン製造に必要な砂利などを提供。建設現場から出る残土などのリサイクル事業も展開し、18年6月期には売上高約29億500万円を計上した。
 近年は東日本大震災復興関連事業の収束で売り上げが低迷。19年完成の新プラント(岩泉町)の建設時、台風の影響で稼働が遅れるなどしたため特別損失も計上し、20年6月期の純損失は約1億6000万円に達した。
 コロナ禍でリサイクル事業の受注も落ち込み、資金繰りが悪化。自主再建を断念した。コロナ関連倒産では東北で最大となった。

じもとHD、 7億円超回収不能の恐れ

 じもとホールディングス(HD、仙台市)は20日、生コンクリート製造用資材卸売業のフコク資材(仙台市)が民事再生法の適用を申請したことに伴い、仙台銀行など子会社3社の債権計7億7600万円について取り立て不能または遅延の恐れが生じたと発表した。
 じもとHDによると、担保などで保全されていない額を勘案した必要額を2022年3月期第1四半期の決算で引き当て処理する予定。21年5月公表の通期業績予想に変更はない見込み。

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