五輪きょう競技開始 福島のソフトボール皮切り

サッカー競技の開始に備え、客席をチェックする関係者=20日午前10時30分ごろ、利府町の宮城スタジアム(写真映像部・佐藤将史撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった東京五輪は21日、福島県営あづま球場(福島市)で午前9時開始のソフトボールの日本-オーストラリア戦から、23日の開会式に先立って競技がスタートする。

 サッカー女子も、宮城県利府町の宮城スタジアムで午後5時から、中国-ブラジル、ザンビア-オランダの2試合が行われる。札幌ドームでは日本がカナダと対戦し、東京スタジアムを含む3会場で計6試合が予定されている。

 大会組織委員会の橋本聖子会長は20日、競技開始に合わせて福島を訪問すると発表した。橋本会長は「大会を通した(東日本大震災からの)復興への貢献は開催の源流。全ての競技のオープニングを福島から発信できることは意義がある」と強調した。

 大会は東京や福島など多くの会場で無観客となるが、宮城、茨城、静岡は観客を入れての開催。宮城は上限1万人で実施される。

「宮スタの受け入れ態勢整った」

 あづま球場と宮城スタジアムでは20日、関係者が準備に追われた。

 全競技の先陣を切るあづま球場では、ソフトボール日本代表が練習を公開。守備の連係を確認するなど、軽めに調整した。

 最大1万人の観客が入る宮城スタジアムでは、入場口の検温や手荷物検査といった一連の手順を最終確認した。ピッチ上では選手入場から試合開始までの流れに関してリハーサルを行った。

 今月中旬に有観客の方針が決まり、大会組織委員会は感染対策を再検討。自由席は当初、スタッフが誘導して密を避ける方針だったが、1席ごとにテープを貼り付けて座れないようにし、隣同士の距離を確保した。コンコースには手指の消毒や、会場との「直行直帰」を促すアナウンスを繰り返す設備を用意した。

 組織委で宮スタの会場責任者を務める八田茂担当部長は「ほとんどの会場が無観客となり、結果的に宮スタが復興五輪を感じてもらえる唯一の会場となった。受け入れる体制は整っている。安心安全な大会にできるよう、来場者も協力してほしい」と語った。

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