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(22)草笛のいつより濡れてゐし指か/安里 琉太(1994年~)

 草の葉を口につけ強く息を吹き当てると、ある角度、ある力加減で、素朴な音が鳴り響きます。草笛はコツをつかめば音が出ますが、その加減を見つけるまでが少し大変です。この人も懸命に吹いていたのでしょう。いつからか指が湿っていました。唾液でしょうか、もしかしたら笛にしていた葉自体の水分かもしれません。夢中に…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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