金メダルの夢はあっけなく散った。卓球男子シングルスの張本智和(18)=木下グループ、仙台市出身=が世界ランキング28位の伏兵、ヨルギッチに屈した。最後のバックハンドが外れると、大きく息を吐いて頭を下げた。
初めての五輪。シングルスの挑戦はわずか2試合で終わった。「いくら頑張っても、16強じゃ何も残らない。期待させてしまった分、申し訳ない」。淡々とした口調が張本らしくない。
ヨルギッチは2012年ロンドン五輪銅メダルのオフチャロフ(ドイツ)と比較されるほどの成長株。警戒していたとはいえ「バックは悪くても五分だと思っていた」のが誤算だった。
バックハンドの強打に押される展開。「負けても不思議はない」。第4、第5ゲームを奪ってリードしても、自信はなかった。6ゲーム目を取り返されて流れが途切れる。最終ゲームは7-6から5連続失点で万事休した。
カウンターで仕留められ、ラリーでも押し負けた。かつてはつなぎのボールが多かった相手に、1球目から強く振られて戸惑うことも。バックドライブが相手のバック側に集まり、ヤマを張られる面もあった。倉嶋監督からのフォア側やミドルに打つ指示も徹底できない。倉嶋監督は「(張本に)戦術を変える勇気がなかった」と言う。
張本は世界ランク4位で五輪に臨んだ。近年は大舞台での弱さを指摘されながら、若きエースとして「いろいろなものを背負って戦った」。覚悟を決め、重圧は受け入れてきた。
初の五輪は「楽しくも怖かった。後悔はそこまでない」。さばさばとした受け答え。気持ちが乗り切らないまま、シングルスのコートを去った。
(佐藤夏樹)
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