東京五輪のクレー射撃に初出場した大山重隆(39)=大山商事、東北福祉大出=が28日、男子トラップ予選前半に臨んだ。宮城・東北高時代は野球部員で、27日に70歳で亡くなった若生正広元監督の下で白球を追っていた。バットを銃に持ち替え、集大成の舞台で奮闘を続ける。
第1ラウンドは順調なスタートを切ったものの、その後は点数が伸び悩んだ。「出だしが良かったので、このままでと思っていたが」と悔しがり、29日の2日目へ巻き返しを誓った。
高校時代は遊撃手。体は小さくパワーが足りず、背番号はもらえなかった。当時のノートには「貢献」という文字が書き込まれている。甲子園ではアルプススタンドで声をからした。普段の練習は打撃投手を務めてチームを支えた。
2019年秋に五輪代表に決まって若生さんに報告した。「話すと背筋が一番伸びる人。『頑張れよ』と言ってくれた」。独特のだみ声で激励された。「高校はベンチ外だったが、野球以外で何かを成し遂げたことを喜んでくれたと思う」と振り返る。
射撃を始めたのは大学4年の時。狩猟が趣味の父の影響で銃を手にした。優雅な見た目と違い、銃をがっちり支えるので、脇や二の腕があざだらけになる激しい競技だ。若生さんの下で野球を通じて学んだ忍耐が役立っているという。
世界では40代後半のトップ選手もいる中、東京大会が一区切りと考えている。弾は一発約50円、的となるクレーは一個約40円で、一日300発練習すれば3万円近くが飛ぶ。海外遠征はほぼ自費。経済的負担が大きい。
1点が大きな順位の差につながる競技。まだ決勝進出の可能性は残っている。「最高のパフォーマンスをするしかない」。一発一発の狙いを定める。
(佐藤夏樹)
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